第105回全国高校ラグビー大会、準々決勝。ベスト4進出をかけた東福岡(福岡第1)と東海大相模(神奈川第2)の一戦は、最後まで勝敗の読めない激闘となりました。前半を同点で折り返し、後半に一度は東海大相模が10点のリードを奪う展開となりましたが、東福岡が驚異的な修正力を見せつけ、終盤の逆転劇で21-17と勝利。準決勝への切符を手にしました。
出場メンバー
| 背番号 | ポジション | 氏名 | 身長 | 体重 | 年齢 |
| 1 | PR | ★本山 凌 | 180cm | 104kg | 18 |
| 2 | HO | ★松崎 健吾 | 171cm | 94kg | 18 |
| 3 | PR | 茨木 海斗 | 181cm | 110kg | 18 |
| 4 | LO | 坪根 勇音 | 182cm | 93kg | 18 |
| 5 | LO | ★三木 豪 | 186cm | 105kg | 17 |
| 6 | FL | ★高比良 恭介 | 178cm | 101kg | 18 |
| 7 | FL | ★後藤 佳 | 180cm | 95kg | 18 |
| 8 | No.8 | ★中川 一星 | 183cm | 126kg | 17 |
| 9 | SH | ★利守 晴 | 171cm | 75kg | 18 |
| 10 | SO | ★半田 悦翔 | 175cm | 82kg | 18 |
| 11 | WTB | ★西浦 岳優 | 178cm | 84kg | 18 |
| 12 | CTB | ★大西 健介 | 176cm | 88kg | 18 |
| 13 | CTB | ★神 拓実 | 180cm | 86kg | 18 |
| 14 | WTB | ★深田 伊吹 | 175cm | 76kg | 17 |
| 15 | FB | ★隅田 誠也 | 181cm | 81kg | 18 |
| 16 | リザーブ | 斎藤 幸三郎 | 178cm | 101kg | 17 |
| 17 | リザーブ | 杉村 龍之介 | 175cm | 100kg | 17 |
| 18 | リザーブ | 森山 凌 | 184cm | 108kg | 17 |
| 19 | リザーブ | 古田 煌平 | 182cm | 102kg | 17 |
| 20 | リザーブ | ★服部 亮太朗 | 180cm | 102kg | 18 |
| 21 | リザーブ | 山口 豪基 | 165cm | 68kg | 18 |
| 22 | リザーブ | ★村上 瑛人 | 175cm | 82kg | 18 |
| 23 | リザーブ | 松尾 優 | 181cm | 91kg | 17 |
| 24 | リザーブ | 池田 一希 | 182cm | 86kg | 18 |
| 25 | リザーブ | 三輪 颯太 | 178cm | 85kg | 17 |
| 背番号 | ポジション | 氏名 | 身長 | 体重 | 年齢 |
| 1 | PR | 石山 峻多 | 178cm | 105kg | 18 |
| 2 | HO | ★吉村 一瑛 | 182cm | 110kg | 18 |
| 3 | PR | 三浦 颯太 | 180cm | 110kg | 18 |
| 4 | LO | 小林 正汰 | 184cm | 92kg | 18 |
| 5 | LO | ★後藤 雅尊 | 188cm | 98kg | 18 |
| 6 | FL | 渡辺 龍生 | 178cm | 92kg | 18 |
| 7 | FL | 川瀬 匠 | 172cm | 94kg | 18 |
| 8 | No.8 | ★藤久保 太一 | 181cm | 108kg | 18 |
| 9 | SH | 寺田 悠陽 | 168cm | 72kg | 18 |
| 10 | SO | ★長尾 勇希 | 180cm | 80kg | 18 |
| 11 | WTB | ★山口 廉也 | 177cm | 85kg | 18 |
| 12 | CTB | ★恩田 暖 | 178cm | 88kg | 18 |
| 13 | CTB | 久保田 心優 | 178cm | 85kg | 18 |
| 14 | WTB | ★小沢 輝太 | 175cm | 75kg | 18 |
| 15 | FB | 三浦 遼大 | 180cm | 82kg | 18 |
| 16 | リザーブ | 土肥 幸樹 | 172cm | 100kg | 18 |
| 17 | リザーブ | 鈴木 快 | 180cm | 105kg | 18 |
| 18 | リザーブ | 神田 健斗 | 182cm | 108kg | 18 |
| 19 | リザーブ | 中島 優太 | 178cm | 90kg | 18 |
| 20 | リザーブ | 松本 虎之介 | 178cm | 95kg | 18 |
| 21 | リザーブ | 中根 豪輝 | 165cm | 68kg | 18 |
| 22 | リザーブ | 宮本 樹 | 175cm | 78kg | 18 |
| 23 | リザーブ | 高橋 拓也 | 180cm | 85kg | 18 |
| 24 | リザーブ | 佐藤 駿介 | 178cm | 82kg | 18 |
| 25 | リザーブ | 西村 健吾 | 175cm | 75kg | 18 |
★マークは高校日本代表候補
前半:互いに譲らぬフィジカルバトル
試合が動いたのは前半23分でした。東福岡は敵陣ゴール前5m付近の左ラックからFW戦を挑み、最後はプロップの武田粋幸(東福岡/PR・#3)がピック&ゴーで少しずつ前進し、インゴールへとねじ込み先制トライを挙げました。
対する東海大相模も負けていません。前半32分、敵陣ゴール前10m付近での猛攻を見せます。FW陣がピック&ゴーで実に19フェイズにも及ぶ攻撃を継続し、最後はロックの笹部隆毅(東海大相模/LO・#4)がトライ。ゴールも成功し、7-7の同点でハーフタイムを迎えました。
後半:10点差を覆す「ヒガシ」の底力
後半に入ると、先に主導権を握ったのは東海大相模でした。後半5分、敵陣ゴール前10m付近の右ラインアウトからモールを形成。これをうまくずらしながら押し込み、フランカーの田村駿介(東海大相模/FL・#7)が勝ち越しトライを奪います。
さらに後半11分、東海大相模はハーフウェイ付近のラックからスクラムハーフの須永健心(東海大相模/SH・#9)がハイパント。敵陣深くでペナルティを獲得すると、須永が冷静にPGを決め、スコアを7-17としリードを10点に広げました。
しかし、ここから東福岡が反撃を開始します。後半14分、リザーブから投入された23番・川添丈が起点となり、敵陣ゴール前でボールをつなぐと、最後はナンバーエイトの須藤蒋一(東福岡/No.8・#8)がラインブレイクしトライ。14-17と3点差に迫ります。
そして試合時間残りわずかとなった後半26分、東福岡は敵陣ゴール前10mのラックからチャンスを作ります。リザーブ出場の橋場璃音(東福岡/RE・#22)が鮮やかなパスダミーでディフェンスを欺き、そのままインゴールへ飛び込み逆転トライ。コンバージョンも成功し、21-17と試合をひっくり返しました。
本試合のピックアップ・プレイヤー
- 橋場璃音(東福岡/RE・#22)
後半26分、値千金の逆転トライをマーク。敵陣深くでの緊迫した場面で、冷静な判断とパスダミーによる個人技が光り、チームを勝利へ導く決定的な仕事を果たしました。
- 川添丈(東福岡/SO・#23)
卓越したゲームメイクで攻撃のリズムを一段階引き上げた勝利の立役者。正確なパスワークと状況に応じた的確なキックを使い分け、停滞しかけた時間帯でもチームの推進力を維持。変幻自在なタクトで相手ディフェンスを翻弄し、東福岡らしい圧倒的なアタックを演出しました。
- 須藤蒋一(東福岡/No.8・#8)
後半14分、チームが10点を追う苦しい時間帯に反撃の狼煙を上げるトライを記録。FW第3列として接点での強さはもちろん、ラインブレイクする走力も見せつけ、逆転への流れを引き寄せました。
- 笹部隆毅(東海大相模/LO・#4)
189cm・100kgの恵まれた体格を生かし、前半終了間際に19フェイズにも及ぶ猛攻を完結させる同点トライを挙げました。セットプレーの安定のみならず、フィールドプレーでも存在感を発揮しました。
- 田村駿介(東海大相模/FL・#7)
後半早々のラインアウトモールから、見事なコントロールで勝ち越しトライを奪取。ブレイクダウン周辺での激しい働きかけで、一時は王者を追い詰める原動力となりました。
まとめ
東海大相模の粘り強いディフェンスと規律の取れたアタックに苦しめられた東福岡でしたが、選手交代を機に流れを変え、土壇場での逆転勝利をもぎ取りました。特に後半の勝負所での集中力と、リザーブ選手を含めた総合力の高さはさすがの一言です。東海大相模も敗れはしたものの、優勝候補相手に堂々たる戦いぶりを見せ、素晴らしいグッドゲームを演じました。



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