大学ラグビー完全ガイド2026 — 関東・関西・九州の仕組みと全国選手権の見方
秋の大学ラグビーは、気づくと「対抗戦」「リーグ戦」「選手権」と似た言葉が並んで、どれから見ればいいのか分からなくなりがちです。
この記事は、速報ではなく全体像の整理です。
読み終えたときに「この大会はこういう位置づけで、この試合から見ればいい」と言える状態を目指しました。
データ基準日:2026年10月20日時点。 日程・会場・放送は変更になることがあります。
最新の情報は、日本ラグビーフットボール協会(JRFU)、各地域協会、各大学ラグビー部の公式サイトで必ずご確認ください。
まず結論:大学ラグビーはこの3層で見る
先に全体の地図を置きます。
細かいところは、あとで順番に説明します。
| 層 | 中身 | 役割 |
|---|---|---|
| 地域リーグ | 関東(対抗戦・リーグ戦)、関西、九州ほか | 9月〜12月初めの秋のシーズン。ここで順位が決まる |
| 全国大学選手権 | 地域リーグの上位校などが集まる14チームのトーナメント | 11月下旬〜1月。日本一を決める |
| 入替戦 | 各リーグの下位と下のカテゴリーの上位が対戦 | 来季どのリーグでやるかを決める |
つまり、秋は「選手権に出るための予選」と「残留を懸けた戦い」が同時に走っているということです。
上位の争いと下位の争い、両方にドラマがあるのが大学ラグビーの面白さです。
大学ラグビーの構造(地域ごと・参加校一覧つき)
「○○大学 ラグビー」と調べたときに、その大学がどのリーグ・どのカテゴリーなのか分かるよう、ここで一覧にしました。
一覧の見方: 2026年度の所属が確認できたリーグは「2026年度」と表記しています。
2025年度の所属しか確認できなかったリーグは「2025年度」と表記しており、入替戦で顔ぶれが変わっている可能性があります。
全体マップ(図解)
どのリーグから、何校が全国選手権に進めるのかをまとめた図です。
ここで大事なのは、北海道・東北(1枠)と東海・北陸・中国・四国(1枠)の2地区で、合わせて2枠という点です。
地区ごとに複数枠があるわけではありません。
関東:対抗戦グループ(選手権3枠+追加枠)
関東大学対抗戦は、伝統校が集まる歴史ある枠組みで、AグループとBグループに分かれています。全国選手権の出場枠は、Aグループの上位3校です。
さらに前回大会の決勝進出校が対抗戦なら、追加枠でその分が増えます。
たとえば第62回大会では、優勝の明治と準優勝の早稲田がどちらも対抗戦だったため、対抗戦は3枠+2枠の合計5校が出場しました。
| グループ | 参加校 | 年度 |
|---|---|---|
| 対抗戦A(8校) | 早稲田大学、明治大学、慶應義塾大学、帝京大学、筑波大学、日本体育大学、青山学院大学、立教大学 | 2026年度 |
| 対抗戦B(8校) | 武蔵大学、明治学院大学、成蹊大学、東京大学、成城大学、一橋大学、上智大学、学習院大学 | 2025年度 |
Aグループは総当たり(全7節・全28試合)で、2026年度は9月12日に開幕、12月6日に最終日です。
最終日には伝統の早明戦(明治 対 早稲田、MUFGスタジアム=国立競技場)を含む4試合が組まれています。
AとBの間には入替戦があります。
関東:リーグ戦(1部は選手権3枠)
関東大学リーグ戦は、1部〜3部の3カテゴリーです。全国選手権の出場枠は、1部の上位3校です。
下位は2部との入替戦に回るため、上は選手権、下は残留という二つの争いが同時に進みます。
| カテゴリー | 参加校 | 年度 |
|---|---|---|
| 1部(8校) | 東海大学、東洋大学、流通経済大学、関東学院大学、日本大学、立正大学、専修大学(2部から昇格)、法政大学 | 2026年度 |
| 2部(8校) | 山梨学院大学、中央大学、大東文化大学、拓殖大学、白鴎大学、國學院大学、朝鮮大学校、国士舘大学 | 2026年度 |
| 3部(8校) | 国士舘大学、東京農業大学、防衛大学校、駿河台大学、東京理科大学、東京科学大学、千葉商科大学、駒澤大学 | 2025年度(※) |
※3部は、2026年度の確定名簿を確認できていません。
2025年度の名簿のうち国士舘大学は2026年度に2部へ上がっているため、3部の顔ぶれは変わっています。
正確な所属は関東ラグビーフットボール協会の発表をご確認ください。
1部は総当たり(全7節・全28試合)で、2026年度は9月13日に開幕、11月29日が最終日です。
関西:Aリーグ(選手権3枠)とその下
関西は関西大学Aリーグが頂点で、全国選手権の出場枠は上位3校です。
第62回大会では、天理大学、京都産業大学、関西学院大学が関西代表として出場しました。
| リーグ | 参加校 | 年度 |
|---|---|---|
| Aリーグ(8校) | 天理大学、京都産業大学、同志社大学、近畿大学、関西大学、摂南大学、関西学院大学、立命館大学 | 2026年度 |
| Bリーグ(8校) | 龍谷大学、大阪体育大学、甲南大学、追手門学院大学、大阪産業大学、大阪経済大学、京都大学、大阪国際大学 | 2026年度 |
| C1リーグ以下 | 8チーム制を軸に再編(Cは8チームずつ複数リーグ) | 2026年度(※) |
※C1以下の確定名簿は確認できていません。
2026年度から、Bリーグは12チームから8チームに減り、2025年度Bリーグ下位4校(関西外国語大学、大阪大学、神戸大学、大阪教育大学)はC1へ降格しています。
Aリーグは全7節の総当たりで、9月13日に開幕しました。
最終節は11月28・29日の予定です。
下位(7・8位)は、12月13日の入替戦で下のリーグの上位と来季の昇降格を争います。
九州:学生リーグ(選手権1枠)
九州学生ラグビーリーグは、2026年度は9月19日〜11月29日に開催されます。
A〜Dの4リーグ(各6校)に分かれて戦い、上位の順位決定戦を経て、優勝校が全国選手権に進みます(九州からは1枠)。
| リーグ | 参加校(2026年度) |
|---|---|
| リーグA | 福岡工業大学、九州共立大学、福岡大学、西南学院大学、鹿児島大学、日本文理大学 |
| リーグB | 九州大学、大分大学、熊本大学、立命館アジア太平洋大学、沖縄国際大学、長崎大学 |
| リーグC | 宮崎大学、九州工業大学、九州産業大学、志學館大学、佐賀大学、九州大学医学部 |
| リーグD | 名桜大学、久留米大学、久留米大学医学部、琉球大学、九州歯科大学、福岡大学医学部 |
北海道・東北:北日本交流戦で1枠を争う
北海道と東北は、地区ごとのリーグ戦の結果を受けて、北日本大学ラグビーフットボール交流戦で代表を決めます。
第4回(2025年)は、北海道の1位・2位(北海道大学、札幌大学)と東北の1位・2位(八戸学院大学、東北学院大学)の4校が総当たりで戦い、優勝した八戸学院大学が全国選手権の北海道・東北代表になりました。
2026年度の交流戦は、11月上旬に札幌と宮城県利府町で行われる予定です。
北海道地区大学リーグ(2026年度)
| カテゴリー | 参加校 |
|---|---|
| 1部(4校) | 北海道大学、札幌大学、星槎道都大学、小樽商科大学 |
| 2部(3校) | 札幌合同(札幌の大学の合同チーム)、酪農学園大学・旭川合同、北海科学大学 |
| 3部(3校) | 北海道医療大学、帯広・釧路・東京農業大学合同、東海大学札幌キャンパス |
東北地区大学リーグ(2026年度)
| カテゴリー | 参加校 |
|---|---|
| 1部(7チーム) | 八戸学院大学、東北大学、国際教養大学、東北学院大学、山形大学、岩手大学、青森大学・北里大学獣医学部合同 |
| 2部(8チーム) | 盛岡大学・岩手県立大学、秋田大学医学部、弘前大学、秋田大学・岩手医科大学合同、福島大学、宮城合同(東北大学医学部・仙台大学・東北医科薬科大学)、日本大学工学部、福島県立医科大学 |
東北地区は、1部が2つのプール(A:八戸学院・東北大・国際教養大、B:東北学院・山形・岩手・青森北里)に分かれて戦い、そのあとにトーナメント形式の大会が行われます。
東海・北陸・中国・四国:代表は1枠
この4地方には、合わせて選手権の代表枠が1つあります。
第62回大会の代表は、東海学生リーグの朝日大学でした。
2025年度の東海学生リーグAでは、朝日大学が7勝0敗で1位となり、**Aリーグ1位が進む「大学選手権出場決定戦」**に回っています(決定戦の相手や方式の詳細は、この記事では確認できていません)。
東海学生ラグビーリーグ(2026年度・22校)
| リーグ | 参加校 |
|---|---|
| Aリーグ(8校) | 朝日大学、中京大学、金沢学院大学、名城大学、愛知学院大学、日本福祉大学、中部大学、名古屋学院大学 |
| Bリーグ(8校) | 名古屋大学、名古屋経済大学、愛知工業大学、愛知教育大学、名古屋工業大学、静岡大学、南山大学、三重大学 |
| Cリーグ(6校) | 岐阜大学、名古屋市立大学、愛知淑徳大学、豊橋技術科学大学、東海学園大学、藤田医科大学・名古屋大学医学部合同 |
Aリーグは全7節で、下位はBリーグとの入替で昇降格します(2025年度は名古屋経済大学がBへ降格、Bの中部大学がAへ昇格)。
10月18日時点では中京大学と朝日大学が6勝0敗で並んで首位です。
10月25日には、その2校が直接対決します(朝日大学は前回の選手権代表校です)。
中国・四国(2026年度)
| 地区リーグ | 参加校 |
|---|---|
| 中国地区大学リーグ(4校) | IPU・環太平洋大学、岡山大学、広島大学、周南公立大学合同 |
| 四国地区大学リーグ(3校) | 香川大学、愛媛大学、松山大学 |
北陸の単独リーグの名簿は確認できていません(金沢学院大学は東海学生リーグAに所属しています)。
全国地区対抗大学ラグビー(もうひとつの全国大会)
全国選手権に出られない大学にも、全国大会があります。
それが全国地区対抗大学ラグビーフットボール大会(通称「地区対抗」)です。
JRFU主催で、第62回全国大学選手権に出場しないチームが対象です。
- 出場は8地区の代表: 北海道、東北、関東1区、関東2区、東海・北陸、近畿、中国・四国、九州
- 開催: 12月29日〜1月6日、パロマ瑞穂ラグビー場(愛知)。
トーナメント方式で、観戦は無料でした。
代表の決め方は地区ごとに違います(第76回・2025年度の例)。
リーグの優勝校がそのまま代表とは限らない点がポイントです。
| 地区 | 代表の決め方 |
|---|---|
| 北海道 | 北海道の最上位カテゴリーの1位校(その大学が選手権に出る場合は2位校) |
| 東北 | 東北1部のチームによるプレーオフの優勝校 |
| 関東1区 | 関東協会の推薦チーム |
| 関東2区 | 関東2区のプレーオフ優勝校 |
| 東海・北陸 | 東海・北陸の決定戦の優勝校(東海は、Aリーグの名城大・金沢学院大・日本福祉大・名古屋経済大のうち最上位が「全国地区対抗出場決定戦」へ) |
| 近畿 | 関西協会の推薦(関西Bリーグ以下から) |
| 中国・四国 | 中国・四国の決定戦の優勝校 |
| 九州 | 九州学生リーグの5位校 |
歴代の最多優勝は名城大学の9回で、西南学院大学、福岡大学、東京都市大学(旧・武蔵工業大学)が各6回で続きます。
第1回は1950-51年度で、全国選手権が始まる14年前の大会です。
第76回(2025年度)の結果は次のとおりです。
| ラウンド | 日程 | 結果 |
|---|---|---|
| 1回戦 | 2025年12月29日 | 山梨学院大 86-7 岡山大/金沢学院大 47-7 東北大/鹿児島大 38-19 信州大/北海道大 29-12 大阪公立大 |
| 準決勝 | 2026年1月2日 | 山梨学院大 48-10 金沢学院大/鹿児島大 36-20 北海道大 |
| 決勝 | 2026年1月6日 | 山梨学院大 50-0 鹿児島大 |
山梨学院大学が初優勝でした。
山梨学院大学は関東1区の代表として出場しています。
関西・九州・北海道・東北の聞き慣れない大学も多く、「自分の地元の大学が全国で何位か」を調べる人には、見逃せない大会です。
大学ジュニア選手権(関東)
大学ラグビーには、主力とは別に若手・控え中心で戦うジュニアの大会があります。
レベルが高く、のちに主力へ上がる選手を探す楽しみもあります。
関東の大学ジュニア選手権カテゴリー1の参加校は次のとおりです。
| 年度 | 参加校 |
|---|---|
| 2026-2027 | 早稲田大学、東海大学、明治大学、筑波大学、帝京大学 |
| 2025-2026 | 早稲田大学、明治大学、帝京大学、東海大学、慶應義塾大学 |
全国大学選手権のしくみ
14チームのトーナメント
全国大学ラグビーフットボール選手権大会は、現在14チームで争われます。
出場枠の内訳は次のとおりです。
| 出場枠の所属 | 枠数 |
|---|---|
| 関東大学対抗戦Aグループ | 3 |
| 関東大学リーグ戦1部 | 3 |
| 関西大学Aリーグ | 3 |
| 九州学生リーグ | 1 |
| 北海道・東北地区代表(1枠)+東海・北陸・中国・四国地区代表(1枠) | 2(計) |
| 前回決勝に進んだ2校の所属リーグ・グループへの追加枠 | 2 |
| 合計 | 14 |
最後の「追加枠」は少し分かりにくいので補足します。
前回大会の優勝校と準優勝校の所属するリーグ・グループに、枠が1つずつ上積みされる仕組みです。
たとえば第62回大会では、優勝の明治と準優勝の早稲田がどちらも対抗戦だったため、対抗戦は3枠+2枠で合計5校(明治、筑波、早稲田、帝京、慶應義塾)が出場しました。
勝ち上がり方
大会の流れは、強いチームほど遅く登場するしくみです。
第62回大会の例で見ると、次のようになっていました。
| ラウンド | 戦うチーム | 日程(第62回) | 会場 |
|---|---|---|---|
| 1回戦 | 北海道・東北代表 対 東海・北陸・中国・四国代表 | 2025年11月22日 | パロマ瑞穂ラグビー場(愛知) |
| 2回戦 | 1回戦の勝者 対 九州代表(福岡工業大学) | 2025年11月29日 | JAPAN BASE(福岡) |
| 3回戦 | 2回戦の勝者と、関東・関西の上位校(シード外)が登場 | 2025年12月14日 | 秩父宮ラグビー場(東京)、花園ラグビー場(大阪) |
| 準々決勝 | 3回戦の勝者と、シード4校が登場 | 2025年12月20日 | 秩父宮ラグビー場(東京)、ヤンマースタジアム長居(大阪) |
| 準決勝 | 準々決勝の勝者4校 | 2026年1月2日 | MUFGスタジアム(国立競技場) |
| 決勝 | 準決勝の勝者2校 | 2026年1月11日 | MUFGスタジアム(国立競技場) |
勝ち上がり(図解)
ポイントは次の3つです。
- 1回戦は地域代表同士(北海道・東北 対 東海・北陸・中国・四国)。
その勝者が2回戦で九州代表と当たります。 - 3回戦から関東・関西の各リーグの上位校が登場します。
このとき、同じリーグ同士は当たらないよう配置されます。 - 有力4校は準々決勝から登場します。
これが「シード」で、対抗戦の1位と2位、関西Aリーグ1位、関東リーグ戦1位が基本です(前回大会の決勝進出校の所属によって決め方が変わります)。
また、決勝が同点の場合は、トライ数などに関わらず両校優勝になるのも、この大会の大きな特徴です。
今季(第63回)の大会概要(10月22日発表)
JRFUが2026年10月22日に、第63回の大会概要と試合日程を発表しました。
主催はJRFU、後援はNHK(予定)と読売新聞社、主管は関東・関西・九州の各協会です。
出場は全14チームです。
内訳は、関東大学対抗戦Aが3、関東大学リーグ戦1部が3、関西大学Aリーグが3、九州学生リーグが1、北海道・東北代表が1、東海・北陸・中国・四国代表が1。
これに前回優勝校・準優勝校の所属リーグ(いずれも対抗戦A)の追加枠が各1つあります。
協会別では関東9、関西4、九州1です。
| ラウンド | 日程 | 会場 |
|---|---|---|
| 1回戦 | 11月22日(日)13:00 | 新日本ガス球技メドウ(岐阜) |
| 2回戦 | 11月29日(日)13:00 | 久留米総合スポーツセンター陸上競技場(福岡) |
| 3回戦 | 12月13日(日)11:30/14:00 | ホンダヒート・グリーンスタジアム(栃木)、東大阪市花園ラグビー場(大阪) |
| 準々決勝 | 12月19日(土)11:30/14:05 | 熊谷ラグビー場(埼玉) |
| 準々決勝 | 12月20日(日)12:00/14:30 | ヤンマースタジアム長居(大阪) |
| 準決勝 | 2027年1月2日(土)12:22/14:42 | MUFGスタジアム(国立競技場) |
| 決勝 | 2027年1月10日(日)13:16 | MUFGスタジアム(国立競技場) |
1回戦と2回戦は無料、3回戦以降は有料です。
チケット情報は改めて発表される予定です。
序列の変遷:誰が強いのか
歴代の優勝回数
選手権は1964年度(第1回)に始まりました。
優勝回数が多い大学は次のとおりです。
| 順位 | 大学 | 優勝回数 |
|---|---|---|
| 1 | 早稲田大学 | 16回 |
| 2 | 明治大学 | 14回 |
| 3 | 帝京大学 | 13回 |
この上位3校で、歴史の大部分を占めます。
それに続くのは、関東学院大学(6回)、同志社大学(4回)などです。
近年の流れ
直近10大会を並べると、勢力図の変化が見えてきます。
| 年度(回) | 優勝 | 準優勝 |
|---|---|---|
| 2016(第53回) | 帝京 | 東海 |
| 2017(第54回) | 帝京 | 明治 |
| 2018(第55回) | 明治 | 天理 |
| 2019(第56回) | 早稲田 | 明治 |
| 2020(第57回) | 天理 | 早稲田 |
| 2021(第58回) | 帝京 | 明治 |
| 2022(第59回) | 帝京 | 早稲田 |
| 2023(第60回) | 帝京 | 明治 |
| 2024(第61回) | 帝京 | 早稲田 |
| 2025(第62回) | 明治 | 早稲田 |
見どころを3つ挙げます。
- 帝京大学の時代があった。 2009〜2017年度に9連覇、2021〜2024年度に4連覇。
大学ラグビーの序列を作った存在です。 - 2025年度は明治が帝京の4連覇を止めた。 第62回決勝は明治22-10早稲田で、明治は第55回以来7大会ぶり、14回目の優勝でした。
- 直近10大会で関西勢の優勝は2020年度の天理だけ。 関西勢は決勝に届く年もありますが、関東勢の壁が厚い傾向が続いています。
これからの見立て(推測)
ここからは推測です。
断定はできません。
直近は、帝京の連覇が止まり、明治、早稲田が決勝に戻ってきた形です。
2026年度も、対抗戦の上位(明治、早稲田、帝京、慶應義塾あたり)が優勝争いの中心になる可能性は高そうです。
一方で、関西のAリーグでは天理と京都産業が開幕から無敗で並んでおり(第4節終了時点)、関西勢が準決勝まで食い込めるかも注目点になりそうです。
もちろん、トーナメントは一発勝負です。
リーグ戦の順位がそのまま結果になるとは限らない点も、大学ラグビーのおもしろさです。
どう見るか:観戦ガイド
順位表の読み方
大学ラグビーの順位表には、勝敗のほかに「勝点」が載っています。
勝点にはボーナス点が含まれるため、勝ち数が同じでも勝点の差で順位が入れ替わることがあります。
「勝ち数だけ見て安心できない」のがポイントです。
見るべきは次の3点です。
- 選手権の出場圏内(上位3位まで)に入っているか。 関東も関西も、ここが最初の分かれ目です。
- シード(準々決勝からの登場)に絡む1〜2位か。 選手権でどのくらい楽に始められるかが変わります。
- 下位は入替戦圏内か。 関東リーグ戦、関西Aリーグとも、下位は入替戦に回ります。
最初に見るべき試合
「まず1試合だけ」なら、次の伝統の一戦をおすすめします。
| カード | 2026年度の日程 | 備考 |
|---|---|---|
| 慶明戦(慶應義塾 対 明治) | 11月1日(日) | 対抗戦。伝統の一戦 |
| 帝京 対 早稲田 | 11月1日(日) | 同じ日に組まれた強豪同士 |
| 帝京 対 明治 | 11月22日(日) | 対抗戦の終盤の大一番 |
| 早慶戦(慶應義塾 対 早稲田) | 11月23日(月・祝) | 伝統の一戦 |
| 早明戦(早稲田 対 明治) | 12月6日(日) | 対抗戦の最終日。MUFGスタジアム(国立競技場) |
関西では、天理、京都産業、同志社といった上位校同士の試合が、選手権への道を左右します。
初心者向けの楽しみ方
- 応援する1校を決めて追う。 1校の勝敗を軸にすると、順位表の見方も自然に身につきます。
- 「リーグ戦の消化試合」はない。 下位の入替戦や、2位と3位の差(シード権)など、最終節までなにかが懸かっています。
- リーグワンとのつながりを探す。 大学を卒業した選手がリーグワンでプレーしています。
気になる選手は選手名鑑や各大学の情報から、大学時代の所属を辿ると面白くなります。
視聴方法
視聴手段は、J SPORTS と NHK(とJRFU関連の配信)が中心です。
J SPORTS
J SPORTSは、関東大学対抗戦、関東大学リーグ戦、関西大学リーグの試合を、放送とオンデマンドで扱っています。
2026年度の対抗戦は、たとえば次のカードが放送予定に載っています(時間は変更される場合があります)。
| 日付 | カード |
|---|---|
| 10月24日(土) | 日本体育大 対 慶應義塾大、明治大 対 立教大 |
| 10月25日(日) | 早稲田大 対 筑波大 |
| 11月1日(日) | 帝京大 対 早稲田大、明治大 対 慶應義塾大(慶明戦) |
| 11月22日(日) | 帝京大 対 明治大 |
| 11月23日(月・祝) | 慶應義塾大 対 早稲田大(早慶戦) |
放送される試合と、ネット配信のみの試合があります。
「配信コンテンツは放送番組とは異なる」と案内されているので、見たい試合が放送か配信かは、J SPORTSの番組表で確認してください。
NHK
選手権では、NHKが共催に入っています。
第62回大会(前回)の実績は次のとおりでした。
- 準々決勝:Eテレ、NHK ONE(一部の試合は録画や別配信)
- 準決勝:総合テレビ、NHK ONE
- 決勝:Eテレ、NHK FM、NHK ONE
3回戦までと、関西会場の準々決勝は、J SPORTSの放送・オンデマンドが中心でした。
また、準々決勝の一部の試合は、YouTubeの「JAPAN RUGBY TV」でも配信されています。
第63回大会の放送・配信の予定は、10月22日の発表時点では「決定次第発表」とされています。 上記は前回の実績で、今季も同じ形になるかは未定です。
後援にはNHK(予定)が入っています。
2026年度の日程まとめ
確認できた範囲を、一覧にしました。
| 大会 | 開幕 | 最終 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 関東大学対抗戦A | 9月12日 | 12月6日 | 全28試合。早明戦は最終日 |
| 関東大学リーグ戦1部 | 9月13日 | 11月29日 | 全28試合 |
| 関西大学Aリーグ | 9月13日 | 11月28・29日(予定) | 入替戦は12月13日 |
| 九州学生ラグビーリーグ | 9月19日 | 11月29日 | 優勝校が選手権へ |
| 全国大学選手権(第63回) | 11月22日(1回戦) | 2027年1月10日(決勝) | 10月22日発表。準決勝1月2日、決勝は国立競技場 |
関西Aリーグの第4節終了時点では、京都産業と天理が4勝0敗で並び、同志社、近畿、関西、摂南、関西学院、立命館が続いています。
まだ序盤の戦いで、順位はこれから大きく動きます。
関連リンク
選手や大学を調べるときは、サイト内の各ページを使ってください。
大学ラグビーは、毎週のように順位の景色が変わります。
今回の整理を地図にして、まずは気になる一試合から見てみてください。
訂正・更新履歴 2026年10月20日:初版公開(データ基準日:同日)。
第63回全国大学選手権の概要は未発表でした。 2026年10月23日:JRFUの10月22日発表を受け、第63回の出場枠・日程・会場を反映。
放送・配信は未発表のため決定後に更新します。
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