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大学ラグビー完全ガイド2026 — 関東・関西・九州の仕組みと全国選手権の見方

#大学ラグビー #全国大学選手権 #関東大学対抗戦 #関東大学リーグ戦 #関西大学リーグ #早明戦 #早慶戦 #ラグビー

秋の大学ラグビーは、気づくと「対抗戦」「リーグ戦」「選手権」と似た言葉が並んで、どれから見ればいいのか分からなくなりがちです。

この記事は、速報ではなく全体像の整理です。
読み終えたときに「この大会はこういう位置づけで、この試合から見ればいい」と言える状態を目指しました。

データ基準日:2026年10月20日時点。 日程・会場・放送は変更になることがあります。
最新の情報は、日本ラグビーフットボール協会(JRFU)、各地域協会、各大学ラグビー部の公式サイトで必ずご確認ください。


まず結論:大学ラグビーはこの3層で見る

先に全体の地図を置きます。
細かいところは、あとで順番に説明します。

層中身役割
地域リーグ関東(対抗戦・リーグ戦)、関西、九州ほか9月〜12月初めの秋のシーズン。ここで順位が決まる
全国大学選手権地域リーグの上位校などが集まる14チームのトーナメント11月下旬〜1月。日本一を決める
入替戦各リーグの下位と下のカテゴリーの上位が対戦来季どのリーグでやるかを決める

つまり、秋は「選手権に出るための予選」と「残留を懸けた戦い」が同時に走っているということです。
上位の争いと下位の争い、両方にドラマがあるのが大学ラグビーの面白さです。


大学ラグビーの構造(地域ごと・参加校一覧つき)

「○○大学 ラグビー」と調べたときに、その大学がどのリーグ・どのカテゴリーなのか分かるよう、ここで一覧にしました。

一覧の見方: 2026年度の所属が確認できたリーグは「2026年度」と表記しています。
2025年度の所属しか確認できなかったリーグは「2025年度」と表記しており、入替戦で顔ぶれが変わっている可能性があります。

全体マップ(図解)

どのリーグから、何校が全国選手権に進めるのかをまとめた図です。

どのリーグから何校、選手権へ進めるか 関東 対抗戦グループ3枠 関東 リーグ戦(1部)3枠 関西 Aリーグ3枠 九州 学生リーグ1枠 北海道・東北 地区代表1枠 東海・北陸・中国・四国 代表1枠 追加枠(前回決勝2校の所属)2枠 全国大学 選手権 14校 3+3+3+1+1+1+2

ここで大事なのは、北海道・東北(1枠)と東海・北陸・中国・四国(1枠)の2地区で、合わせて2枠という点です。
地区ごとに複数枠があるわけではありません。

関東:対抗戦グループ(選手権3枠+追加枠)

関東大学対抗戦は、伝統校が集まる歴史ある枠組みで、AグループとBグループに分かれています。全国選手権の出場枠は、Aグループの上位3校です。
さらに前回大会の決勝進出校が対抗戦なら、追加枠でその分が増えます。

たとえば第62回大会では、優勝の明治と準優勝の早稲田がどちらも対抗戦だったため、対抗戦は3枠+2枠の合計5校が出場しました。

グループ参加校年度
対抗戦A(8校)早稲田大学、明治大学、慶應義塾大学、帝京大学、筑波大学、日本体育大学、青山学院大学、立教大学2026年度
対抗戦B(8校)武蔵大学、明治学院大学、成蹊大学、東京大学、成城大学、一橋大学、上智大学、学習院大学2025年度

Aグループは総当たり(全7節・全28試合)で、2026年度は9月12日に開幕、12月6日に最終日です。
最終日には伝統の早明戦(明治 対 早稲田、MUFGスタジアム=国立競技場)を含む4試合が組まれています。
AとBの間には入替戦があります。

関東:リーグ戦(1部は選手権3枠)

関東大学リーグ戦は、1部〜3部の3カテゴリーです。全国選手権の出場枠は、1部の上位3校です。
下位は2部との入替戦に回るため、上は選手権、下は残留という二つの争いが同時に進みます。

カテゴリー参加校年度
1部(8校)東海大学、東洋大学、流通経済大学、関東学院大学、日本大学、立正大学、専修大学(2部から昇格)、法政大学2026年度
2部(8校)山梨学院大学、中央大学、大東文化大学、拓殖大学、白鴎大学、國學院大学、朝鮮大学校、国士舘大学2026年度
3部(8校)国士舘大学、東京農業大学、防衛大学校、駿河台大学、東京理科大学、東京科学大学、千葉商科大学、駒澤大学2025年度(※)

※3部は、2026年度の確定名簿を確認できていません。
2025年度の名簿のうち国士舘大学は2026年度に2部へ上がっているため、3部の顔ぶれは変わっています。
正確な所属は関東ラグビーフットボール協会の発表をご確認ください。

1部は総当たり(全7節・全28試合)で、2026年度は9月13日に開幕、11月29日が最終日です。

関西:Aリーグ(選手権3枠)とその下

関西は関西大学Aリーグが頂点で、全国選手権の出場枠は上位3校です。
第62回大会では、天理大学、京都産業大学、関西学院大学が関西代表として出場しました。

リーグ参加校年度
Aリーグ(8校)天理大学、京都産業大学、同志社大学、近畿大学、関西大学、摂南大学、関西学院大学、立命館大学2026年度
Bリーグ(8校)龍谷大学、大阪体育大学、甲南大学、追手門学院大学、大阪産業大学、大阪経済大学、京都大学、大阪国際大学2026年度
C1リーグ以下8チーム制を軸に再編(Cは8チームずつ複数リーグ)2026年度(※)

※C1以下の確定名簿は確認できていません。
2026年度から、Bリーグは12チームから8チームに減り、2025年度Bリーグ下位4校(関西外国語大学、大阪大学、神戸大学、大阪教育大学)はC1へ降格しています。

Aリーグは全7節の総当たりで、9月13日に開幕しました。
最終節は11月28・29日の予定です。
下位(7・8位)は、12月13日の入替戦で下のリーグの上位と来季の昇降格を争います。

九州:学生リーグ(選手権1枠)

九州学生ラグビーリーグは、2026年度は9月19日〜11月29日に開催されます。
A〜Dの4リーグ(各6校)に分かれて戦い、上位の順位決定戦を経て、優勝校が全国選手権に進みます(九州からは1枠)。

リーグ参加校(2026年度)
リーグA福岡工業大学、九州共立大学、福岡大学、西南学院大学、鹿児島大学、日本文理大学
リーグB九州大学、大分大学、熊本大学、立命館アジア太平洋大学、沖縄国際大学、長崎大学
リーグC宮崎大学、九州工業大学、九州産業大学、志學館大学、佐賀大学、九州大学医学部
リーグD名桜大学、久留米大学、久留米大学医学部、琉球大学、九州歯科大学、福岡大学医学部

北海道・東北:北日本交流戦で1枠を争う

北海道と東北は、地区ごとのリーグ戦の結果を受けて、北日本大学ラグビーフットボール交流戦で代表を決めます。
第4回(2025年)は、北海道の1位・2位(北海道大学、札幌大学)と東北の1位・2位(八戸学院大学、東北学院大学)の4校が総当たりで戦い、優勝した八戸学院大学が全国選手権の北海道・東北代表になりました。
2026年度の交流戦は、11月上旬に札幌と宮城県利府町で行われる予定です。

北海道地区大学リーグ(2026年度)

カテゴリー参加校
1部(4校)北海道大学、札幌大学、星槎道都大学、小樽商科大学
2部(3校)札幌合同(札幌の大学の合同チーム)、酪農学園大学・旭川合同、北海科学大学
3部(3校)北海道医療大学、帯広・釧路・東京農業大学合同、東海大学札幌キャンパス

東北地区大学リーグ(2026年度)

カテゴリー参加校
1部(7チーム)八戸学院大学、東北大学、国際教養大学、東北学院大学、山形大学、岩手大学、青森大学・北里大学獣医学部合同
2部(8チーム)盛岡大学・岩手県立大学、秋田大学医学部、弘前大学、秋田大学・岩手医科大学合同、福島大学、宮城合同(東北大学医学部・仙台大学・東北医科薬科大学)、日本大学工学部、福島県立医科大学

東北地区は、1部が2つのプール(A:八戸学院・東北大・国際教養大、B:東北学院・山形・岩手・青森北里)に分かれて戦い、そのあとにトーナメント形式の大会が行われます。

東海・北陸・中国・四国:代表は1枠

この4地方には、合わせて選手権の代表枠が1つあります。
第62回大会の代表は、東海学生リーグの朝日大学でした。
2025年度の東海学生リーグAでは、朝日大学が7勝0敗で1位となり、**Aリーグ1位が進む「大学選手権出場決定戦」**に回っています(決定戦の相手や方式の詳細は、この記事では確認できていません)。

東海学生ラグビーリーグ(2026年度・22校)

リーグ参加校
Aリーグ(8校)朝日大学、中京大学、金沢学院大学、名城大学、愛知学院大学、日本福祉大学、中部大学、名古屋学院大学
Bリーグ(8校)名古屋大学、名古屋経済大学、愛知工業大学、愛知教育大学、名古屋工業大学、静岡大学、南山大学、三重大学
Cリーグ(6校)岐阜大学、名古屋市立大学、愛知淑徳大学、豊橋技術科学大学、東海学園大学、藤田医科大学・名古屋大学医学部合同

Aリーグは全7節で、下位はBリーグとの入替で昇降格します(2025年度は名古屋経済大学がBへ降格、Bの中部大学がAへ昇格)。
10月18日時点では中京大学と朝日大学が6勝0敗で並んで首位です。
10月25日には、その2校が直接対決します(朝日大学は前回の選手権代表校です)。

中国・四国(2026年度)

地区リーグ参加校
中国地区大学リーグ(4校)IPU・環太平洋大学、岡山大学、広島大学、周南公立大学合同
四国地区大学リーグ(3校)香川大学、愛媛大学、松山大学

北陸の単独リーグの名簿は確認できていません(金沢学院大学は東海学生リーグAに所属しています)。

全国地区対抗大学ラグビー(もうひとつの全国大会)

全国選手権に出られない大学にも、全国大会があります。
それが全国地区対抗大学ラグビーフットボール大会(通称「地区対抗」)です。
JRFU主催で、第62回全国大学選手権に出場しないチームが対象です。

  • 出場は8地区の代表: 北海道、東北、関東1区、関東2区、東海・北陸、近畿、中国・四国、九州
  • 開催: 12月29日〜1月6日、パロマ瑞穂ラグビー場(愛知)。
    トーナメント方式で、観戦は無料でした。

代表の決め方は地区ごとに違います(第76回・2025年度の例)。
リーグの優勝校がそのまま代表とは限らない点がポイントです。

地区代表の決め方
北海道北海道の最上位カテゴリーの1位校(その大学が選手権に出る場合は2位校)
東北東北1部のチームによるプレーオフの優勝校
関東1区関東協会の推薦チーム
関東2区関東2区のプレーオフ優勝校
東海・北陸東海・北陸の決定戦の優勝校(東海は、Aリーグの名城大・金沢学院大・日本福祉大・名古屋経済大のうち最上位が「全国地区対抗出場決定戦」へ)
近畿関西協会の推薦(関西Bリーグ以下から)
中国・四国中国・四国の決定戦の優勝校
九州九州学生リーグの5位校

歴代の最多優勝は名城大学の9回で、西南学院大学、福岡大学、東京都市大学(旧・武蔵工業大学)が各6回で続きます。
第1回は1950-51年度で、全国選手権が始まる14年前の大会です。

第76回(2025年度)の結果は次のとおりです。

ラウンド日程結果
1回戦2025年12月29日山梨学院大 86-7 岡山大/金沢学院大 47-7 東北大/鹿児島大 38-19 信州大/北海道大 29-12 大阪公立大
準決勝2026年1月2日山梨学院大 48-10 金沢学院大/鹿児島大 36-20 北海道大
決勝2026年1月6日山梨学院大 50-0 鹿児島大

山梨学院大学が初優勝でした。
山梨学院大学は関東1区の代表として出場しています。
関西・九州・北海道・東北の聞き慣れない大学も多く、「自分の地元の大学が全国で何位か」を調べる人には、見逃せない大会です。

大学ジュニア選手権(関東)

大学ラグビーには、主力とは別に若手・控え中心で戦うジュニアの大会があります。
レベルが高く、のちに主力へ上がる選手を探す楽しみもあります。
関東の大学ジュニア選手権カテゴリー1の参加校は次のとおりです。

年度参加校
2026-2027早稲田大学、東海大学、明治大学、筑波大学、帝京大学
2025-2026早稲田大学、明治大学、帝京大学、東海大学、慶應義塾大学

全国大学選手権のしくみ

14チームのトーナメント

全国大学ラグビーフットボール選手権大会は、現在14チームで争われます。
出場枠の内訳は次のとおりです。

出場枠の所属枠数
関東大学対抗戦Aグループ3
関東大学リーグ戦1部3
関西大学Aリーグ3
九州学生リーグ1
北海道・東北地区代表(1枠)+東海・北陸・中国・四国地区代表(1枠)2(計)
前回決勝に進んだ2校の所属リーグ・グループへの追加枠2
合計14

最後の「追加枠」は少し分かりにくいので補足します。
前回大会の優勝校と準優勝校の所属するリーグ・グループに、枠が1つずつ上積みされる仕組みです。

たとえば第62回大会では、優勝の明治と準優勝の早稲田がどちらも対抗戦だったため、対抗戦は3枠+2枠で合計5校(明治、筑波、早稲田、帝京、慶應義塾)が出場しました。

勝ち上がり方

大会の流れは、強いチームほど遅く登場するしくみです。
第62回大会の例で見ると、次のようになっていました。

ラウンド戦うチーム日程(第62回)会場
1回戦北海道・東北代表 対 東海・北陸・中国・四国代表2025年11月22日パロマ瑞穂ラグビー場(愛知)
2回戦1回戦の勝者 対 九州代表(福岡工業大学)2025年11月29日JAPAN BASE(福岡)
3回戦2回戦の勝者と、関東・関西の上位校(シード外)が登場2025年12月14日秩父宮ラグビー場(東京)、花園ラグビー場(大阪)
準々決勝3回戦の勝者と、シード4校が登場2025年12月20日秩父宮ラグビー場(東京)、ヤンマースタジアム長居(大阪)
準決勝準々決勝の勝者4校2026年1月2日MUFGスタジアム(国立競技場)
決勝準決勝の勝者2校2026年1月11日MUFGスタジアム(国立競技場)

勝ち上がり(図解)

どのラウンドから、どのチームが登場するか 1回戦北海道・東北 vs 東海・北陸・中国・四国 2回戦1回戦の勝者 + 九州代表 3回戦2回戦の勝者 + 関東・関西の中位校 準々決勝3回戦の勝者 + シード4校 準決勝準々決勝の勝者4校 決勝準決勝の勝者2校(日本一決定戦) シード4校(準々決勝から) 対抗戦1位・対抗戦2位・関西A1位・関東リーグ戦1位 同じリーグ同士は準決勝まで当たらない配置。決勝が同点なら両校優勝。 第63回の日程は下の表のとおり(10月22日JRFU発表)

ポイントは次の3つです。

  1. 1回戦は地域代表同士(北海道・東北 対 東海・北陸・中国・四国)。
    その勝者が2回戦で九州代表と当たります。
  2. 3回戦から関東・関西の各リーグの上位校が登場します。
    このとき、同じリーグ同士は当たらないよう配置されます。
  3. 有力4校は準々決勝から登場します。
    これが「シード」で、対抗戦の1位と2位、関西Aリーグ1位、関東リーグ戦1位が基本です(前回大会の決勝進出校の所属によって決め方が変わります)。

また、決勝が同点の場合は、トライ数などに関わらず両校優勝になるのも、この大会の大きな特徴です。

今季(第63回)の大会概要(10月22日発表)

JRFUが2026年10月22日に、第63回の大会概要と試合日程を発表しました。
主催はJRFU、後援はNHK(予定)と読売新聞社、主管は関東・関西・九州の各協会です。

出場は全14チームです。
内訳は、関東大学対抗戦Aが3、関東大学リーグ戦1部が3、関西大学Aリーグが3、九州学生リーグが1、北海道・東北代表が1、東海・北陸・中国・四国代表が1。
これに前回優勝校・準優勝校の所属リーグ(いずれも対抗戦A)の追加枠が各1つあります。
協会別では関東9、関西4、九州1です。

ラウンド日程会場
1回戦11月22日(日)13:00新日本ガス球技メドウ(岐阜)
2回戦11月29日(日)13:00久留米総合スポーツセンター陸上競技場(福岡)
3回戦12月13日(日)11:30/14:00ホンダヒート・グリーンスタジアム(栃木)、東大阪市花園ラグビー場(大阪)
準々決勝12月19日(土)11:30/14:05熊谷ラグビー場(埼玉)
準々決勝12月20日(日)12:00/14:30ヤンマースタジアム長居(大阪)
準決勝2027年1月2日(土)12:22/14:42MUFGスタジアム(国立競技場)
決勝2027年1月10日(日)13:16MUFGスタジアム(国立競技場)

1回戦と2回戦は無料、3回戦以降は有料です。
チケット情報は改めて発表される予定です。


序列の変遷:誰が強いのか

歴代の優勝回数

選手権は1964年度(第1回)に始まりました。
優勝回数が多い大学は次のとおりです。

順位大学優勝回数
1早稲田大学16回
2明治大学14回
3帝京大学13回

この上位3校で、歴史の大部分を占めます。
それに続くのは、関東学院大学(6回)、同志社大学(4回)などです。

近年の流れ

直近10大会を並べると、勢力図の変化が見えてきます。

年度(回)優勝準優勝
2016(第53回)帝京東海
2017(第54回)帝京明治
2018(第55回)明治天理
2019(第56回)早稲田明治
2020(第57回)天理早稲田
2021(第58回)帝京明治
2022(第59回)帝京早稲田
2023(第60回)帝京明治
2024(第61回)帝京早稲田
2025(第62回)明治早稲田

見どころを3つ挙げます。

  • 帝京大学の時代があった。 2009〜2017年度に9連覇、2021〜2024年度に4連覇。
    大学ラグビーの序列を作った存在です。
  • 2025年度は明治が帝京の4連覇を止めた。 第62回決勝は明治22-10早稲田で、明治は第55回以来7大会ぶり、14回目の優勝でした。
  • 直近10大会で関西勢の優勝は2020年度の天理だけ。 関西勢は決勝に届く年もありますが、関東勢の壁が厚い傾向が続いています。

これからの見立て(推測)

ここからは推測です。
断定はできません。

直近は、帝京の連覇が止まり、明治、早稲田が決勝に戻ってきた形です。
2026年度も、対抗戦の上位(明治、早稲田、帝京、慶應義塾あたり)が優勝争いの中心になる可能性は高そうです。
一方で、関西のAリーグでは天理と京都産業が開幕から無敗で並んでおり(第4節終了時点)、関西勢が準決勝まで食い込めるかも注目点になりそうです。

もちろん、トーナメントは一発勝負です。
リーグ戦の順位がそのまま結果になるとは限らない点も、大学ラグビーのおもしろさです。


どう見るか:観戦ガイド

順位表の読み方

大学ラグビーの順位表には、勝敗のほかに「勝点」が載っています。
勝点にはボーナス点が含まれるため、勝ち数が同じでも勝点の差で順位が入れ替わることがあります。
「勝ち数だけ見て安心できない」のがポイントです。

見るべきは次の3点です。

  • 選手権の出場圏内(上位3位まで)に入っているか。 関東も関西も、ここが最初の分かれ目です。
  • シード(準々決勝からの登場)に絡む1〜2位か。 選手権でどのくらい楽に始められるかが変わります。
  • 下位は入替戦圏内か。 関東リーグ戦、関西Aリーグとも、下位は入替戦に回ります。

最初に見るべき試合

「まず1試合だけ」なら、次の伝統の一戦をおすすめします。

カード2026年度の日程備考
慶明戦(慶應義塾 対 明治)11月1日(日)対抗戦。伝統の一戦
帝京 対 早稲田11月1日(日)同じ日に組まれた強豪同士
帝京 対 明治11月22日(日)対抗戦の終盤の大一番
早慶戦(慶應義塾 対 早稲田)11月23日(月・祝)伝統の一戦
早明戦(早稲田 対 明治)12月6日(日)対抗戦の最終日。MUFGスタジアム(国立競技場)

関西では、天理、京都産業、同志社といった上位校同士の試合が、選手権への道を左右します。

初心者向けの楽しみ方

  • 応援する1校を決めて追う。 1校の勝敗を軸にすると、順位表の見方も自然に身につきます。
  • 「リーグ戦の消化試合」はない。 下位の入替戦や、2位と3位の差(シード権)など、最終節までなにかが懸かっています。
  • リーグワンとのつながりを探す。 大学を卒業した選手がリーグワンでプレーしています。
    気になる選手は選手名鑑や各大学の情報から、大学時代の所属を辿ると面白くなります。

視聴方法

視聴手段は、J SPORTS と NHK(とJRFU関連の配信)が中心です。

J SPORTS

J SPORTSは、関東大学対抗戦、関東大学リーグ戦、関西大学リーグの試合を、放送とオンデマンドで扱っています。
2026年度の対抗戦は、たとえば次のカードが放送予定に載っています(時間は変更される場合があります)。

日付カード
10月24日(土)日本体育大 対 慶應義塾大、明治大 対 立教大
10月25日(日)早稲田大 対 筑波大
11月1日(日)帝京大 対 早稲田大、明治大 対 慶應義塾大(慶明戦)
11月22日(日)帝京大 対 明治大
11月23日(月・祝)慶應義塾大 対 早稲田大(早慶戦)

放送される試合と、ネット配信のみの試合があります。
「配信コンテンツは放送番組とは異なる」と案内されているので、見たい試合が放送か配信かは、J SPORTSの番組表で確認してください。

NHK

選手権では、NHKが共催に入っています。
第62回大会(前回)の実績は次のとおりでした。

  • 準々決勝:Eテレ、NHK ONE(一部の試合は録画や別配信)
  • 準決勝:総合テレビ、NHK ONE
  • 決勝:Eテレ、NHK FM、NHK ONE

3回戦までと、関西会場の準々決勝は、J SPORTSの放送・オンデマンドが中心でした。
また、準々決勝の一部の試合は、YouTubeの「JAPAN RUGBY TV」でも配信されています。

第63回大会の放送・配信の予定は、10月22日の発表時点では「決定次第発表」とされています。 上記は前回の実績で、今季も同じ形になるかは未定です。
後援にはNHK(予定)が入っています。


2026年度の日程まとめ

確認できた範囲を、一覧にしました。

大会開幕最終備考
関東大学対抗戦A9月12日12月6日全28試合。早明戦は最終日
関東大学リーグ戦1部9月13日11月29日全28試合
関西大学Aリーグ9月13日11月28・29日(予定)入替戦は12月13日
九州学生ラグビーリーグ9月19日11月29日優勝校が選手権へ
全国大学選手権(第63回)11月22日(1回戦)2027年1月10日(決勝)10月22日発表。準決勝1月2日、決勝は国立競技場

関西Aリーグの第4節終了時点では、京都産業と天理が4勝0敗で並び、同志社、近畿、関西、摂南、関西学院、立命館が続いています。
まだ序盤の戦いで、順位はこれから大きく動きます。


関連リンク

選手や大学を調べるときは、サイト内の各ページを使ってください。

  • 大学一覧 — 各大学の所属選手とプロフィール
  • チーム一覧 — リーグワンの各チーム
  • 選手名鑑 — 選手のプロフィールから検索
  • リーグワンの視聴方法 — 卒業後の進路を追うときに

大学ラグビーは、毎週のように順位の景色が変わります。
今回の整理を地図にして、まずは気になる一試合から見てみてください。

訂正・更新履歴 2026年10月20日:初版公開(データ基準日:同日)。
第63回全国大学選手権の概要は未発表でした。 2026年10月23日:JRFUの10月22日発表を受け、第63回の出場枠・日程・会場を反映。
放送・配信は未発表のため決定後に更新します。

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